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【実践】桑田真澄さんに聞く、勝てる脳と身体のきたえ方 連載第2回 | 2019.9.6

コントロールの真髄に迫る

桑田真澄さんと言えば、プロになる以前の学生時代から、コントロールの良さ、ボールのキレでは他を圧倒していた。その卓越した能力があればこそ、その後も一流のプロ野球投手として長く活躍し、優れた成績を残してきたと言える。しかし、桑田さんが優れているのは、つねに同じフォームで同じタイミングで投げることができるからではなかった。むしろその鍵は、状況に応じて自らの身体を自在に操ることができる能力にあった。最新の計測技術が、桑田さんのコントロール力を解き明かしつつある。


投手にとって一番大切なのは「コントロール」

—桑田さんは現在、どのようなテーマでご研究をされているのでしょうか。

桑田: メインで取り組んでいるのは、合理的・効率的な投げ方とコントロールの研究です。スポーツ科学では、投球のスピードや回転数の研究はたくさんありますが、コントロールの研究はほとんどないんですね。コントロールの良し悪しはさまざまな要因が絡むので、これまで研究対象になりにくかったのでしょう。

ただ、僕はピッチャーにとってスピードは大事ですが、最も重要なのはコントロールだと考えているのです。そこで、コントロールが良くなる方法を科学的に解き明かして、後輩たちに伝えていきたいと思っています。まさに、プロ野球経験者だからこそできる研究だと思っています。

柏野: プロ野球選手の中でも、桑田さんのコントロールの良さは特筆すべきです。桑田さんと初めてキャッチボールをしたときもびっくりしたのですが、グローブを構えたところにビシッとボールが入ってくる。この精度が超一流なのかと、圧倒されました。しかも、その球のクオリティが、他の人とは全然違う。じつにキレのある球です。

桑田: ありがとうございます。僕は中学時代から、日米の一流投手のフォームに共通するポイントを研究しながら、自分が投げやすいフォームを探ってきました。とはいえ、端的に言えば、自分の感覚を追求してきただけなんです。

柏野: 物理的な軌道が違うとかいうことではなくて、途中でぐーんと加速してくるようなイメージです。それですごく速く感じられる。100km/hくらいの球速だったとしても、とても速く感じられるから不思議です。

そしてなにより、桑田さんの場合、配球の組み立てが見事なんですね。桑田さんはワイン通としても知られていますが、複数のワインをどの順番で飲むと一番美味しく感じられるか、つねにシーケンス、つまり一連の流れの中で捉えていらっしゃいますよね。投球についても同様に、つねに配球全体をイメージして、宣言通りに投げ分けることができる。コントロールが良くなければ、とうていそんな真似はできません。

一方、このスポーツ脳科学実験棟へ計測にやってくる2軍の選手の中には、速球を勢いよく投げることはできても、制御が効かない人がいます。

桑田: 確かに、現役時代からそうした選手を数多く見てきました。

柏野: 低めのストレートを投げたはずなのに高めに浮いてしまったり、逆に垂れて(落ちて)しまったり、思い描いた通りに投げることができない。球速や回転数は、1軍の投手とさほど違いはなくても、設計図通りの配球が実現できないから、残念ながら2軍にとどまっているのだろうと思ってしまいます。

東大野球部の指導でめざしたのもの

桑田: 実は、僕が東京大学運動会硬式野球部で指導に当たった際にも、コントロールに重点を置いてトレーニングをしたんです。というのも、東大野球部の投手陣が安定して投げられるストレートは、120km/h台だったからです。

そこで、彼らに聞いたんですね。「君らがバッターだったとして、120km/hのストレートに恐怖心を抱くか? 打ちづらいか?」と。すると皆が、「いえ、打ちやすいです」と。「だよな。だったらコントロールで勝負するほかないだろ? 試合で狙ったところに投げるためには、まずブルペンで狙い通りに投げられないといけないだろ?」、と。

いざ、ブルペンに入ると10球投げて、アウトローに決めることができた投手は、5人中わずか2人。しかも10球のうち1球ずつしか決められませんでした。そこでまずはキャッチボールでコントロールを意識する重要性を説いたんですね。

ところが、練習では思い通りに投げられるようになっても、大きなプレッシャーがかかるリーグ戦のマウンドではほとんどコントロールできませんでした。

ちなみに、当時、僕はすでに50歳目前でしたが、冬の寒い時期にもかかわらず、「桑田さんは何球決められるのか、見せてください」と部員たちに言われたことがあります。投げてみたところ、10球中8球をアウトローに決めることができました。それを目の当たりにして、皆、意識を変えて取り組んでくれるようになりました。

コントロールがなければ、投球術を教えることもできません。狙ったところに投げられなければ、見せ球、カウント球、勝負球を使い分けて、バッターを打ち取ることはできませんからね。だから、練習のときから、まずコースを宣言してから、その通りに投げるようにアドバイスしました。

その結果、ようやく1勝できたり、140km/hの速球を投げられる選手が出てきたりしたわけですが、それでも思い通りの結果は続きませんでした。やはり、シーズンを通してコントロールの良いピッチングを続けることはできなかったのです。

—狙ったところに投げるというのは、それほど難しいのですね……。

桑田: やはり、普段から意識を持って練習をしないと、なかなか身につかないと思います。僕の野球人生を振り返ると、小学校低学年の頃、父親とキャッチボールをすると、父親が構えたところに投げないと捕ってくれなかったんです。ちょっとでも逸れると、そのまま父親の背後にボールが転がっていって、「捕ってこい!」と叱られたものです。それが嫌でしょうがなかった。

でも、今から考えれば、その練習方法のおかげで、狙ったところに投げる意識を持てたのだと思います。

コントロールの秘訣は、リリースポイントのばらつきにあった!?

柏野: 桑田さんを見て思うのは、一般的な身のこなしそのものが優れていますよね。おそらく、野球以外のスポーツをやってもうまいんだろうなぁと。身体をどう動かせばいいのか、自身の中に、全体の地形図のようなものが明確にあるというか。

しかしながら私は、桑田さんの投球のコントロールの良さの理由を「再現性に優れているから」、つまりつねに同じフォームで投げることができるから、ということに求めても説明できないと思っているのです。

なぜなら、その精度がわずか1〜2ミリ秒ほど狂ったり、手からボールを離すリリースポイントの位置が数cmずれたりしただけで、球がキャッチャーミットに到達する頃には何十cmもずれてしまうからです。再現性だけでコントロールを実現しようとするのは非常に難しい。そもそも、刻一刻と足元のマウンドの状態も変わります。

桑田: そうですね。マウンドが掘れて、滑りやすくなったり、踏み出した足が引っかかったりすることもありますから。

柏野: マウンドの状態が変わる以上、仮にまったく同じ動きをするピッチングマシンを置いて投げたとしても、コントロールは次第にばらつくようになるはずです。ところが、桑田さんの場合は、ゴールでのコントロールがつねに安定している。ということはむしろ、ゴールを一定にするために、投げ出すスタート地点のほうで位置やタイミングを微妙に調整しているのではないでしょうか。つまり、スタート地点がバラついているということになります。

桑田: 柏野さんのご指摘は、その通りです。実は現役時代は、そういう自覚がまったくありませんでした。僕がコントロール良く投げられるのは、常に同じフォームで投げているからだと思っていたんです。

ところが去年、ある実験で、僕を含めて、数人のピッチャーの投球を超高速カメラで調べたところ、驚くべき結果が出たのです。被験者の中に、一人だけリリースポイントがばらついているピッチャーがいたんですね。ほかの人はほぼ一定のタイミングと位置で投げているのに、一人だけリリースポイントがばらついていたので、思わず「これ、誰のデータ?」と聞いたのです。すると、「桑田さんの結果ですよ」と。「いやいや、そんなはずはないだろう。何かの間違いだろ?」と言ったのですが、何度確認しても僕のデータに間違いないことがわかりました。

僕自身は大変ショックだったんですが、よく考えてみると、それはある意味、大きな発見でした。つまり、柏野さんが言われたように、ゴールを一定にするために、体重移動のタイミングがずれたとか、マウンドが掘れていて前足の着地が滑ったという変化を勘案して、無自覚的にリリースポイントを調整していたということなんですね。

柏野: 桑田さんの場合、センサーがものすごく優れているんですよ。変化し続けるマウンドや、自分の身体の状態をつねにセンシングして、その場でフィードバックして調整しているからこそ、ゴールを一定に保つことができる。その部分が鈍感だと、たとえ再現性に優れていたとしても、コントロールの良さに結びつけることはできないでしょう。

投げた瞬間にコースを変えることはできる?

桑田: 僕自身は、いつも同じフォームで、誰よりも正確なタイミングでボールをリリースしていると思っていたわけですが、最先端の科学技術によって、そうではないことがわかったわけです。すごい時代が到来したと驚きました。

柏野: いまや1秒間に1000〜2000枚の画像を手軽に撮ることができますからね。それを見てみると、本人が自覚している感覚とはまったく違うことが起きていることがあります。これまで、スポーツの現場でそこまで細かい時間分解能で動きを見ることはほとんどありませんでした。

桑田: じつは僕は、試合中の大事な局面で、ボールが手から放れる瞬間、「危ない!」と咄嗟に指先でコースを変えてピンチを凌いだことがあるんです。おそらく、千分の何秒とか、そういう瞬時の感覚だと思うのですが。

柏野: 面白いことに、ご本人の意識の中では瞬間的にコースを変えたと思っているわけですが、実際には、おそらく事前に危険を予測して、フィードバックした動きの結果としてコースを変えることができたのだと思います。なぜなら、脳の処理時間を考えると、千分の何秒といった短い時間で、身体の動きをコントロールすることはできないからです。意識してから身体の動きを調整していたのでは、絶対に間に合いません。つまり、意識の方が後付けだということです。

リリースの瞬間にコースを変えたと自覚しているということは、そのだいぶ前から無自覚に何かを察知していたのでしょう。バッターの挙動から外角を狙っているといったことを意識下で予測して、身体の動きがそれに対応したということになります。

桑田: そういうことなんですか!? アウトローのストレートで決めようと思ったときに、バッターが踏み込んだように見えて、「危ない!」と感じてボールにしたり、バッターが打ってこないと感じた瞬間に真ん中へ投げたり、という経験が何度かあるのですが。それはすべて、事前の段階で察知していたというわけなんですね。

柏野: 桑田さんの場合は、その予兆を捉える能力が非常に優れているのだと思います。意識はできないけれど、もっと前から微かなきっかけを捉えているのでしょうね。

キャッチャーミットまでつながるレールのイメージが見える

柏野: 桑田さんのコントロールの良さと、さきほどのリリースポイントのばらつきの話は、桑田さんが以前、「手元からキャッチャーミットまでつながるレールのようなものが見える感覚がある」とおっしゃっていたことに集約されると思うんですね。ただ、そのレールというのは、ゴールは一点であっても、スタート地点には遊びがあって、時間も空間も1点とは限らず、最終的に一点のゴールに繋がっているという感じなんだと思います。結局、身体全体をうまくコーディネートして動かすことができるからこそ、それが可能なのでしょう。

桑田: なるほど。

柏野: 残念ながら、私にはそのレールは見えません(笑)。

桑田: 僕は調子がいいときには、キャッチャーミットまでスーッと繋がる糸みたいなものが見えるんです。その軌道に乗せたら、自然とボールがレールに乗ってミットに吸い込まれるイメージです。カーブのときは、遊園地のジェットコースターみたいに、いったん上ってから、急に落ちるイメージ。そういうイメージがパッと頭の中に湧きます。

柏野: その通りに投げられたら、面白いでしょうね。

—それが見えるかどうかは、そのときの調子に左右されるのですか?

桑田: はい。調子がいいときは、イメージが浮かぶんです。初回から見える試合では、ほぼ勝てました。でも、調子が悪いときには見えないので、すごく不安になります。どうしたらイメージが出るんだろうと焦るんですね。そこで投げながら微調整して、見えるようになると、勝ちにつながります。逆に、思い通りに修正できないまま、ノックアウトされてしまうこともありました。

柏野: スポーツの難しさは、まさにそこですよね。

桑田: そうなんです。絶好調で3連勝しているときですら、その日の調子はマウンドに上がるまでわかりません。試合前にブルペンで投げて、よし今日も絶好調、イメージもできているという状態でも、マウンドに立つと、レールのイメージが出てこないことがありました。マウンドの高さや角度は、球場ごとに微妙に違いますし、キャッチャーの背後のバックネットまでの距離、観客席の角度、ベンチまでの距離など、さまざまな要素によって感覚が変わります。そういうちょっとした環境の違いで、調子が狂うことがあるんですね。

—ではやはり、ホームグラウンドのほうが投げやすいわけですね?

桑田: ええ、やはり慣れ親しんだ球場だと投げやすいですよね。

柏野: それは研究テーマとしても面白いですよね。慣れ親しんだ環境で投げるときと、周りの景色が違うときでは、当然、脳の状態も違うわけで、それが試合中のアガりにつながることもあります。

環境が違っても、練習時のようなリラックスした状態で試合に臨むにはどうすればいいのか。当然、練習時と同じ環境で試合もできればいいわけですが、なかなかそれは難しい。全国の高校野球部員が、甲子園で練習できるわけではありませんからね。そこを突き詰めて研究していくのも面白いと思っています。

いいパフォーマンスには、適度な緊張とリラックス、自信の調和が必要

桑田: 一方で、緊張感というのはすごく大事なんですね。ある程度の緊張感と、ある程度のリラックス、そして、ある程度の自信、この三つをうまく自分の中にイメージできると、思い通りのピッチングができます。

ところが、「今日は全然緊張しないな、今日は楽勝だな」なんて思っていると、ボーンと足元をすくわれてしまう。緊張もせず、自信満々のときはうまくいかないんです。むしろ適度な緊張感があった方が良いパフォーマンスにつながります。どうしてなのか、未だに不思議です。

柏野: 生理学的な観点から言えば、そうした感覚は、自律神経の状態と連動していると考えられます。我々はこれまで、プロ野球や社会人野球の投手を対象として、ブルペンでの投球練習時と実戦の両方で生体情報を計測してきました。その結果を見ると、まず例外なく試合前のブルペンより本番で心拍数が上昇します。上昇量には個人差があって、10bpm程度の人もいれば、30bpm程度の人もいます。運動強度はブルペンと本番でほぼ変わりませんから、この上昇分は興奮や緊張によるものと考えられます。

心拍数上昇に伴ってパフォーマンスも変化し、球速が本番でブルペンより10km/hくらい速くなる場合もあります。個人差が大きいので、どのくらいの心拍数、あるいは心拍数上昇がベストかというのは一概には言えませんが。目下、心拍数の変化とパフォーマンス(例えばコントロール)、さらにはその時の身体の動きとの関係を詳しく分析しているところです。

試合本番では、登板直後の立ち上がりや、あるいは大ピンチといった場面で、心拍数が180〜190bpmくらいまで上がってしまうケースも見られます。これは明らかに緊張しすぎで、パフォーマンスにも悪影響が出てしまう。

一方で、本番中にも関わらずヒューと心拍数が練習時レベルまで落ちてしまうのも悪いパターンです。スイッチが切れてしまった状態というわけですね。そうすると、いくら頑張ろうとしても、パフォーマンスを引き上げることはできません。

桑田: 緊張の糸が切れてしまったわけですね。

柏野: ある選手が先発で投げて、二人続けてフォアボールを与え、三人目にヒットを打たれたことがあったんですね。その人の場合は、そこでヒューと心拍数が落ちてしまった。本人は、「まだ行けます。大丈夫です」と口では言っていたけれど、心拍数で見る限りは、すでに終わっていたわけです。

よく、「本番でリラックスしろ」と言われますが、文字通りリラックスしたら戦えませんね。我々のデータによると、いい選手は、本番で適度に緊張しているだけでなく、試合前のブルペンから、本番に近い心拍数を示す傾向があるようなのです。つまり、練習時から本番を想定した緊張状態にいるわけです。このことが、本番でも練習と同じような高いパフォーマンスを発揮できる秘訣なのかもしれません。

桑田: 試合中の生体情報をモニタリングするのは面白い実験ですね。選手交代のタイミングにも役立ちますし、そのデータをもとに練習メニューを組むこともできると思います。

柏野: いずれそうなるでしょうね。ちなみに、私自身もつねに心拍数をモニタリングしていますが、投球練習時には120bpm程度なのに、桑田さんとご一緒した最初の試合では、心拍数が180bpmくらいまで上がったんですね(笑)。緊張しているという自覚はあまりなかったのですが、もう何をやったのか覚えてないレベルです。練習時なら、100球投げても疲れないけれど、あのときは、20球くらい投げて死にそうになりました。疲労を決めるのは運動量だけでなく心拍数が大いに関わっているということを実感しました。

最近では、試合時でも140bpm程度までしか上がらず、相手のバッターの様子を見る余裕が少し出てきました。慣れというのは大きいですね。心拍数というのはじつに正直で、日々測って記録していると、心拍数が上がったときには、必ず何か思い当たる節があります。やはり、慣れないことをするとアガるということがよくわかりました。

桑田: ということは、やはり経験を積むことが大事なんですね。

柏野: そうですね。そういうことが現在、我々が手がけている研究からも少しずつ見え始めています。今後は、リサーチプロフェッサーの桑田さんも交えて、知見を深めていけたらと思っています。

(取材・文=田井中麻都佳)


桑田 真澄 / Masumi KUWATA [ Website ]
1968年 兵庫県生まれ 大阪府出身。PL学園高校で甲子園に5季連続出場(優勝2回、準優勝2回)。1985年、ドラフト1位で読売巨人軍に入団。2006年、メジャーリーグ挑戦のため21年間在籍した巨人軍を退団。2007年、ピッツバーグ・パイレーツでメジャー初登板。2008年3月に現役を引退。通算173勝。2010年、早稲田大大学院スポーツ科学研究科修士課程修了。現在は東京大学大学院総合文化研究科で特任研究員として研究活動を続けている。その他、野球解説、評論、執筆活動、講演活動も行っている。著書に『常識を疑え』(主婦の友社、2015年)、『東大と野球部と私』(祥伝社、2016年)他。

柏野 牧夫 / Makio KASHINO, Ph.D. [ Website ]
1964年 岡山生まれ。1989年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。博士(心理学)。 NTTフェロー (NTT コミュニケーション科学基礎研究所 柏野多様脳特別研究室 室長)、東京工業大学工学院情報通信系特任教授。 著書に『音のイリュージョン~知覚を生み出す脳の戦略~』(岩波書店、2010)、『空耳の科学―だまされる耳、聞き分ける脳』(ヤマハミュージックメディア、2012)他。



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